たのしみサックス

サックス愛好家の皆さんを応援するブログです

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5月の記

先月、名古屋へ帰った時に阿智村の「花桃の里」へ行ってきました。満開でこいのぼりも元気よく泳いでいました。名古屋を離れ改めて良さを知ります。鰻も美味しかった!

札幌に移住して一年が経ちました

50歳を過ぎ、また懐かしき故郷である北海道で暮らしたい、と家族にわがままを聞いてもらい、息子が大学生になったのをきっかけに、昨年5月に名古屋から札幌へ移住、と言うか戻ってきました。名古屋でお手伝いしていた夫の会社の事務仕事はリモートで続け、MIDI音源を作成したり楽器の練習をしたり、たまにレッスンしたりという日々を過ごしております。3か月に一度は名古屋へ帰っており、会社でしかできない事務仕事や、かかりつけの病院へ検診に行ったりしています。家族も皆、北海道が大好きです。

ヤマハのお仕事

20代から30代半ばまで札幌のヤマハで講師をさせていただいていました。まだ若いし色々やりたくて空回りすることも多々ありましたが、素敵な先輩講師に囲まれ、たくさんの生徒さんと共に楽しくレッスンさせていただきました。その節は本当にありがとうございました。

30代半ばから結婚をきっかけに名古屋へ移住。ヤマハ講師の仕事も続けさせていただきました。「サックス講師は引く手あまた」と歓迎していただけたのはとても嬉しかったです。東海地区でも特に大手の教室に配属していただき、さらに新しいショッピングモールの教室も担当でき、多くの生徒さんと関わることができました。アンサンブルクッキングでの楽譜作成、指導や、レッスン巡回スタッフとしてレッスン見学、会議など、ヤマハの業務にも多く関わることができ貴重な体験をさせていただきました。重ねて感謝申し上げます。

ヤマハ講師をするにあたり、私にとって大きな壁がありました。それは「ポピュラー音楽奏法」という壁です。特にジャズ奏法。名古屋では定期的に土岐英史先生のレッスンを受けたこともありました。間近で音を聴くだけでも貴重な体験でした。それだけで充分にレッスンの価値があったと思っています。しかし、どうしてもダメでした。おしゃれなカフェでジャズサックスの音が聴こえるだけでプレッシャーに。もう諦めました。その頃、ヤマハ講師も区切りを付けようか、と考え始めました。

しかし、ヤマハ講師としての最大の仕事は「生徒さんに音楽を楽しんでもらうこと」ではないでしょうか。生徒さんが楽しんでくれればそれでいいんじゃない?と都合よく気持ちを切り替え、一時はキリのいい50歳で講師業は引退しようと考えていましたが、やれてもあと15年、最後はもう一度札幌で、名古屋での素晴らしいレッスン研修の成果を活かしヤマハへ貢献しようと思っていました。が…。

残念ながら札幌には働ける教室はなく、「待機」となってしまいました。コロナの影響もあるかもしれませんし、それは仕方がありません。しかし、二年待機して働けなかったら「退任届」を提出するそうです。どういう理由があるのか聞いても「決まりなんで」という返事。コロナを挟んで色々があいまいになっているように感じるヤマハの運営システム。色々言いたいことはあるけど、ここはおとなしく待つしかありません。この5月で丸一年経ちましたのであと一年。この春の段階で声がかからなかったということは今年もないでしょう。この件に関しては経過をまたご報告させていただきます。半分諦めてますが…。

文化教室での新しいレッスン

そんな中、札幌時代の生徒さんと再会を果たし、またレッスン受けたいというありがたい言葉をいただきました。ヤマハでレッスンができたならよかったのですがそれが叶わなくなったため、個人でスタジオを借りてレッスンする方法も模索しました。しかし、単発的なレッスンは続かないものです。どうにか定期的にレッスンできる場所はないものかと探し、生徒さんからの助言もいただき、「コープさっぽろ文化教室」でレッスンさせていただけるようになりました。

文化教室では自分で講座内容を組み立て料金も設定します。私は「1時間、準備込みレッスン」「月2回」「月謝9,900円(税込み)」としました。報酬としていただける割合は決して多くはありませんが、宣伝、運営、教室利用など考えたら妥当だと思いました。現在、生徒さんは元生徒さんのお二人。時間になったら教室に入ってもらい、5分くらいで準備音出し、45分ほどレッスン、10分片付けとおしゃべり。ヤマハの個人レッスンと違い、余裕があり、おしゃべりして一緒に楽器を吹くのが楽しくて、こういうレッスンもありだな、と考えています。内容は好きな曲。これもまたいい。ポピュラー奏法の呪縛から解き放されています。

私が作っているMIDI音源もレッスンに活用しています。共通のアンサンブル譜も練習しており、ある程度できるようになったらそれぞれのレッスン時間を通しで使いアンサンブルもやってみたいと考えています。そんな自由がきく文化教室、興味があったらぜひお訪ねください。他でレッスンを受けてる方の補助レッスンもいたします。師事している先生への干渉はいたしません。ヤマハでグループレッスンを受けている方大歓迎です!

ブログを公開して5ヵ月経ちました

記事をある程度作り、昨年の12月1日に公開しました。この内容で世界中の人に公開して恥をかくんじゃないだろうか、と心配になりますが、この記事もある人にとっては貴重な情報になるかもと、開き直って公開しています。現に、私も色々な方のブログから情報を得て、とても助かっています。記事の更新が止まってしまってますが、またぼちぼち再開します。やりたいネタはたくさんありますので、ゆるりとお楽しみに。

レッスン業務のフォローをしたい

「教材のパート譜作り」「発表会の楽譜の作成&音源作り」など、レッスン外業務をされている先生も多いと思います。私は若い頃から頼まれていなくても率先してやっていました。生徒さんが喜んでくれればそれで嬉しかったし、私の場合、多くは自身の実力不足による後ろめたさをカバーしようとしていたところがあったと思います。結果、レッスンはスムーズに進めることができたし、発表会では他のクラスとはひと味違うネタを披露することが楽しみであり、少し優越感もありました。ほぼ私自身ためだったとも言えます。そして、その時間があったからこそ楽譜作りや音源作りのスキルを高めることができました。

今、このスキル(たいしたスキルじゃありませんが)をブログに掲載し、生徒さんがご自身でパート譜や伴奏音源を作成しレッスンで活用できればもっと充実したものになるのではないか、という思いで色々な記事を書いています。私自身、今まであれこれサービスでサッとやってしまいましたが、今後は楽譜、音源作成からフォローをしていきたいと考えています。きっともっと楽しくなると思いますよ。そして先生の負担も少なくなるはずです。

レッスンがより充実したものになるように、このブログが微力ながらも皆さんの手助けになればという想いで、今後も更新していく予定です。

全ての愛好家の皆さんに届けたい

もちろん、レッスンに通われていないサックス愛好家の方も多いことでしょう。最近はYouTubeを利用し独学で楽器をマスターしている方も多いのではないでしょうか。そして皆さん上達されていくのがすごい。私がこのブログやYouTubeで奏法について助言することはありません。しかし、楽譜や音源作成の手助けならできるかもしれないです。楽しみ方がどんどん増えていくように、思いつくまま色々な情報を発信していきます。

Googleアドセンスに挑戦したい

急に下世話な話になり申し訳ありませんが、ついでにこのブログで収益化も図れたらよいかな、と。今時古いかもしれませんし、まったく収益などないかもしれませんが、ある程度記事が増えたら申請してみようと思っています。広告がでたら「申請に通ったのだな」と思ってください。そして広告がウザくなったら申し訳ありません。

YouTubeに動画を30曲分公開しました

限定公開のも含めると65本になっていました。実はサキソフォックス、ウィンズスコアの経営陣に「勝手なことやるんじゃない!」と怒られるのではないかとびくびくしながら公開しています。いや、この動画がきっかけで楽譜が売れれば貢献できるし、悪いことではないと思ってるんだけど。それに、演奏してるのと一緒だと考えれば大丈夫、のはず。編集の時に実際に吹いてるつもりで音の長さや強さを設定しています。結構時間はかかりますが、MIDI音源といえども生き生きした演奏を目指していますが、いかがでしょうか。

市販の楽譜

やりたいネタが多すぎてなかなか追いつきません。今、毎日のようにMIDI音源作成に取り掛かっています。サキソフォックス、ウィンズスコア、その他にも過去に購入した楽譜はたくさんあるし、さらにやりたい新曲も増えていきます。オリジナル曲もやりたいですね。シュミットとかデザンクロも。それとサクソフォーン協会から送られてくる楽譜も音にしたいな。本当にたくさんありすぎます。丁寧に少しずつ頑張ります!

加えて、ソロ楽譜でピアノ伴奏がありガイドがないもの(アルトサックで奏でるシリーズなど)の音源も作りたいと思っています。ガイドはヤマハの教材と同じヴィブラフォンがいいですね。私、ヤマハ教材のMIDI音源をリスペクトしていますので。

オリジナルアレンジ

昔からアレンジをたくさんしてきました。今でこそたくさんの楽譜が出版されており、欲しい曲は探せば見つかる時代となりました。サキソフォックスの存在もとても大きいですよね。でもその前の時代はまだまだ楽譜が少なくて、やりたい曲はアレンジするしかなかったのです。札幌時代に毎月開催していた時計台コンサート。そこでもたくさんのアレンジ曲を披露させていただきました。コンサートの規模感がちょうどよっかったのもあります。あのバイタリティは若さそのもの。今となってはもう…。

何回も演奏する曲もあれば一回限りで終わった曲も多数。半分くらいはパソコンのクラッシュで消えてしまいました(紙で保存すべきでした)が、古いフォルダから発掘したものを整理し、少しずつ公開していこうと思っています。今この時代、YouTubeだからこそできることであり、たくさんの方に聴いてもらえればその多くかけた時間と労力が報われます。よかったら動画を観ながら一緒に吹いてみてください。

生演奏に勝るものなし

動画作成の最大のコンセプトは「一人でもアンサンブルを楽しむ」ことですが、やはり気の合う仲間とのアンサンブルを楽しんでほしいです。経験者ならわかると思いますが、これ以上楽しいことはないですよね。今は一人でも、いつか素敵な仲間ができ一緒に演奏するときまで、たくさんネタを仕込み練習しておきましょう。どんなにデジタルが素晴らしく進歩したとしても、生演奏に勝るものないと思います。

最後に

初回からけっこうな長文を書いてしましました。最後まで読んでいただきありがとうございました。誰にも嫌な気分をさせない、をモットーに書いておりますが、読み返してみてちょっと過激な表現は書き直したりもしています。もしかしたら毎日文章が変わっていくかもしれません。

このブログを匿名でやるか正体を明かすか迷いましたが、責任を持って堂々と明かすことにしました。これからも日々思っていることなどを、つらつらと書いていこうと思います。

よかったら私が書いているもう一つのブログ、「ミディック企画」ものぞいてみてください。北海道ネタを書いています。ゆるいです。

nagoya-midic.hatenablog.com

では次は6月にお会いいたしましょう。

 

松岡ひかる